この間、親指の付け根のけんしょう炎で
病院に行った時
手のひらに注射された。
「注射、痛いですよ」って
先生が何度も言うから
すごく体がこわばった。
その時、私は
全身の力を抜いて
深く深呼吸した。
すると
確かに痛いと感じたけれど
このくらいの痛さなんだって
冷静な自分がいて
「痛いでしょ」って言われても
「なんだか、大丈夫です」って答えていた。
以前、顔のツボをマッサージされていた時
最初は痛すぎて逃げ回っていたけど
この方法で力を抜いたら
大丈夫だったから。
もっとすごいなって思ったのは
次のマッサージまでの一週間、
とにかく力を抜いて
リラックスして過ごしてみたら
どこを押されても全然痛みがなくなったこと。
顔がこるのは
顔が緊張しているから。
誰かや何かの状況に
緊張させられているんじゃなく
自分がそう思っていることでそうなる。
全ては「心」の問題なんだ。
過度に緊張していたり
恐怖や不安を感じていると
人の言葉が攻撃的に感じたり
嫌な態度に感じたりする。
昨日あった嫌な出来事のことを
次の朝も考えていたら
体がこわばって緊張状態になるから
また同じような一日になってしまう。
注射をされながら
リラックスってやっぱり大事なんだと
改めて思った。
誰かの相談に乗っていたり
誰かの辛い話を聞いている時も
その人の身になって
一緒に暗くなっていたら
一瞬、共感してもらえて
ほっとしたように感じても
相談した人は楽になれない。
話を聞きながら
自分はリラックスして
明るい気持ちでいることで
相手に安心の空気が伝わって
気持ちが切り替わるお手伝いができる。
本を読んで知ったこと
「リラックスすること以上に
大切なことはない」
これが実際に理解できてきた。
自分が試して
その変化を体験して
やっと「わかった」感覚になれた。
ここまで読んでくれたなら
寝る前と目覚めた朝に
何も頭で考えたりしないで
ゆっくり深呼吸して
体の力を抜いてみて。
きっと少しずつ変わってくるからね。
おしまい
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