いい人でいることの不幸

HSP
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こんにちは pataです

あなたは「いい人」と聞いて

どんな人を想像しますか?

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いい人の定義

いい人って

言い換えると

都合のいい人

とも言える。

その人にとって

都合よく動いてくれる人


その人が困った時

助けてくれるからいい人


その人が悩んだ時

相談に乗ってくれるからいい人



私がこれまで

いろんな職場で働いてきて

いい人だねって

言われた背景には

相手の都合が

セットになっていたような

感覚がある。



もっと言うと

いいい人だねって

みんなに言われてしまうと

自動的に

ずっといい人でいなければいけない

そんな強制スイッチを

無理矢理押されたような感じ。


何をするにも

いい人をベースに

思考がはたらいて

いい人じゃない選択は

排除されていく。


そこに”私”は存在していない。


自分を犠牲にすること

自分より先に

相手のことを考える癖がつくと

自分がどうしたいのか

わからなくなる。



最近、母親を見てそう思った。

父親が慢性狭心症で

入院したことで

母はこの先ずっと

ひとりで暮らすことになった。


今までずっと

父の世話しかしてこなかった母に

「今日から自分の好きなように

暮らせるよ」と言っても

自由な時間を手に入れたのに

何もする気になれないと言っていた。


両親が家にいた時、

私が買い物を担当していたけど

頼まれた食材は

全て父の食事のためのもので

その中に母の好きなものは

ほとんどなかった。


季節の変わり目に

洋服を買おうと思って

今ある服を見せてもらったら

自分の服を

全然買っていなかったことがわかった。



自分の欲しいもの

自分の食べたいもの

自分の好きなこと

これら全て”永遠の”後回しにして

家族のため

父のために

生きてきたんだ。


母は家族にとって

ずっと「いい人」であり続けた。


昔の人は

こういう考え方が

当たり前だったのかもしれない。



でも私は思う。

自分を犠牲にして

人の幸せを優先するよりも

自分も幸せを感じながら

一緒にいる人と

幸せを分け合えたらいいと。



自分の気持ちを

押し殺して

相手のことだけを考えていたら

そのしわ寄せがくる。


人には喜怒哀楽があって

それを自然に出せていないと

どこかに無理がかかって

やがて病気になる。

心と体は繋がっているんだから。



父も母も人生の後半で

いろんな病気にかかり始めた。

それは

自分より家族を

自分より社員を

優先しすぎて

自分が無理をしすぎていることに

気づいていなかったから。


結果、親自身も辛いし

自分たちのために頑張りすぎて

こうなったと思うと

子供たち(私と兄)も悲しい。

まとめ

HSPさんは優しいから

自分より相手側から考える。


この小さな積み重ねは

自分を押し殺す抑圧の積み重ねだ。


無理をして

いい人であり続けることは

決していい結果にならない。



自分が心からしてあげたいと

思ってすることは

お互いにとっていい。


でも


相手の顔色を見て

周りの空気を読みすぎて

自分に無理をさせて

行動することは

やめたほうがいい。


その人のためにもならないし、

自分にとっても辛いだけで

いいことなどないのだから。


断ることが苦手なHSPさんは


感謝の気持ちで「いい人」だと

言ってくれる人と

自分の都合で「いい人」だと

言っている人を

しっかり見分けたほうがいいい。

コメント

  1. あき より:

    こんにちは。
    私も昔から「いい人」と言われ続けてきました。確かに「都合のいい人」になっていたように思います。相手に対して自分の感情を抑えて合わせるから相手からは「この人は何をしても怒らないし傷つくことも言わないし、都合のいい人」だったのだと思います。
    母も「いい人」です。昔ながらの本家の嫁で、夫、姑、家に仕え、常に世間体を気にする人で「~しなければいけない」「~するべき」を知らず知らずに刷り込まれてきたように思います。小さい頃から「自由になりたい」と思っていたのはこの刷り込みも原因の一つかなと最近考えるようになりました。
    もう人生の折り返しに来ていますが、これからは自分の本当の気持ちを大切に自由に生きていきたいと思っています。(この「自分の本当の気持ち」が長年の癖でよくわからなくなっているのですが・・・)

    • pata より:

      あきさん、コメントありがとうございます。

      今、自分自身のために何をしたらいいか
      思いつかない場合は

      普段自分が家族のためにしていることを
      ひとつずつ自分ごとに変換するのがおすすめです。

      私も毎日、娘たちのために
      家事をしていますが

      例えば、食器を洗う時も
      面倒臭いという気持ちでやってしまうと
      毎回、嫌なことをさせられている感が芽生えます。

      でもきれいに洗って
      シンクがきれいになった時
      気持ちいいなって思えたら
      それは自分のためにやったことになるんです。

      洗面所の鏡も
      汚れを拭き切って
      きれいな状態で自分を写すと
      思わずにっこりしてしまいます。

      何をする時にも
      これはやらなければいけないことだから、よりも
      こうしたら自分も”いい気分になれる”って
      やり終えた後の自分の心を感じてください。

      主婦は休みもなくて忙しいけど
      家事を終えてほっとしたら
      ほんの短い時間でも
      自分のために好きな飲み物をいれてリラックスしてくださいね。

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