こんにちは pataです
HSPさんはたくさんの人と浅い関係性を作るより
ひとりの人と深く関わりたいと思います。
でも関わる相手を間違うと
自分を苦しめる結果になるので要注意!
自分に優しい人に依存してしまう
以前、私がうつ病になって
一番症状が重かったときのことを話します。
その時、親身になって話を聞いてくれた人がいました。
食べることができなくなった私に
少しでも食べられるように
消化の良いものを用意してくれたり
音に対する恐怖が強かったので
なるべく静かな環境で
過ごせるようにしてくれたり。
弱っていた私は
親身になってくれるその人に
依存していたと思います。
とても世話好きで
自分からどんどん良かれと思って
私に親切にしてくれるような人です。
病院の先生からの指摘
もともと精神科へはひとりで行っていたのですが
ある時、その人が先生宛に書いた分厚い手紙を持って
一緒に行って先生と話がしたいと言い、
二人で行きました。
診察室で先生と彼が長い時間話していました。
その後、私が呼ばれて彼は退席。
二人でどんな話をしたかには触れず、
「あなたにとって、彼の存在は負担になっていませんか」
こう聞かれたんです。
その問いかけにハッとしました。
「私のためを思って」という前置き付きで
その人がしてくれたこと。
強い抗うつ剤を飲んでいるから
本当はゆっくり眠りたいけれど
頻繁にその人が訪れるため
無理して起きていたこと。
「自分といれば大丈夫だよ」と言われるから
その人の前で震えや過呼吸になったら
どうしようと常に緊張状態だったこと。
良かれと思って作ってくれた料理を
全く食欲がない状態で
無理して食べて胃が悲鳴をあげていたこと。
こんな”辛い”本音に蓋をして
私のためにしてくれたからと
その気持ちに応えようと無理をしていた自分に
気がついたんです。
先生に「辛いです」と答えました。
「そうでしょうね」
「できれば、少し距離を置いたほうがいい。
その人との関わりが、症状を悪化させていますから」
世話好きな人の本意
先生にそう言われても
まさかその通りに伝えることはできません。
でもそんな彼の態度が少しずつ
最初の印象と変わってきたんです。
自分の意見に、少し反論すると
途端に不機嫌になったり。
私が距離を取ろうとしていることを
察したのか、
自分がこれまで私にしてきたことを
振り返るように話すことが増えました。
年末には、
「今年、私のために使ったお金を計算したら
すごい金額っだったよ」
こう言われたんです。
唖然としました。
彼は私に使った食材だとか、その他いろいろの
レシートを1年分保管していたんです。
誤解のないように
私から彼に「こうして欲しい」と
お願いしたことは一度もありません。
もちろん何か、欲しいものを買ってと
言った事もありません。
こんな言い方をするのは良くないけれど
彼は無意識のうちに
自分の考えに私を従わせて
支配するようになったんです。
本人にはそういった自覚はないのかもしれません。
世話好きな人は
相手側から見て考えて行動していない。
相手がどうして欲しいのか、
ではなく
自分がしてあげたいことをします。
その回数が増えると
自分ばかりがしてあげていると
怒りをぶつける人もいます。
クールな人なら
頼んでもいないのに勝手にやって
その見返りをよこさないと怒るなんて
迷惑だと言えるのかも知れません。
まとめ
HSPさんは受け身です。
不安定な時ほど
自分に優しくしてくれる人、
自分の話を聞いてくれる人を
無条件で受け入れてしまいます。
でも親切で世話好きな人を
選んではいけません。
見分け方は
話を聞いてくれた時に
「それじゃいけない、もっとこうしたほうがいい」
こんなふうに自分の考えをもとに
アドバイスしてくる人はその要素が強めです。
自分のためを思ってしてくれたのだから断れない
こんな状況は避けたほうがいいです。
誰かに頼りたいという思いがあっても
近すぎる距離感は負担になります。
本当にいい関係になれる相手は
向き合うのではなく、
隣に座って話を聞いてくれて
自分の悩みを一緒に考えてくれる人です。
この記事があなたの参考になったら嬉しいです。
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